本場よりも本場のチーズを作る日本人女性です。
8月4日に放送される「情熱大陸」で柴田千代さんというチーズ職人が紹介されました。
現在では農林水産省に認められるほどのチーズを作る職人として、東京都内や有名なお店で取り扱ってもらうほどの商品を作ることができた、柴田さんですが、チーズ工房を作るまでの紆余曲折は本当にドラマになるくらいの内容でした。
今回は柴田千代さんの経歴や大学はどこなのか?さらにお店が月に1度しか開店しない理由や、年収などについてもまとめていきたいと思います。
目次
柴田千代さんの経歴
名前 | 柴田千代(しばたちよ) |
生年月日・年齢 | 1980年 38歳(2019年現在) |
出身 | 千葉県 |
店名 | チーズ工房「千SEN」 |
満面な笑顔で情熱大陸に出演するこの女性は、日本人女性としてチーズを自分で作り販売まで自分の工房ですべてを行う、女性の起業家としてのあこがれの存在でもある柴田千代さんです。
彼女が、チーズに興味を持った出来事として、父親につれられて行ったフランスでの1ヶ月の滞在期間中に出会ったチーズや、発酵食品の可能性を見出した経験が現在のチーズ職人としての活躍の土台になっていると思います。
柴田千代さんがオーナーになるまでの苦労
柴田さんは現在「千sen」というチーズ工房のオーナーとして、東京都心や千葉のレストランなどにチーズを卸す有名なチーズ職人となりました。
しかし、自分のお店を持つまでには、かなりの紆余曲折があったと話されています。
発酵食品が健康に良い食品で、少ない量でも体にいい影響を与えてくれる食材として何が一番最高の発酵食品なのかを追求したところ、チーズが一番適しているという結果になりました。
東京農大学を卒業後、研究所で勤務することを一度は考えましたが、自分のチーズへの情熱を追求したいという思いから、日本のチーズ工房で就業場所を探します。
しかし、現実はほぼ無給に近い条件で2年ほど修行をしても最高のチーズを作ることが難しく、海外でのチーズ修行も経験しています。
自分のお店は父の病が転機
北海道はチーズを作る環境づくりとしても職人の母数も多い土地柄です。
一時は北海道で自分のお店を持つことを目標にしていましたが、父親が病に倒れたことで、地元千葉への暮らしも検討していました。
ちょうどいい物件を探し、ライバルがいない千葉で最高のチーズを作ることを決めた柴田さんは、その後チーズで評価を受ける受賞をいくつも取得することになります。
資金面や自分がしたいことをできない環境などいろいろな問題がありましたが、現在では理想のチーズ作りの環境を手に入れて月に一度しかオープンしないチーズ工房はかなり注目されていて、有名レストランや都内のお店からオファーが止まらないそうです。
柴田さんのチーズの受賞歴
- Japan Cheese Award 2016 銀賞 竹炭
- Japan Cheese Award 2016 銅賞 チーズのオイル漬け
- 第11回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト
2017 農林水産大臣賞 竹炭 濃厚熟成
- Japan Cheese Award 2018 銅賞 竹炭 豊熟
- Japan Cheese Award 2018 銅賞 酒粕のバーニャカウダ漬け
周囲からは絶対にこんな環境で、チーズの評価を受けることは難しいと言われ続けてきた柴田さんですが、かなりガッツのある女性で、いつか見てろ!という気持ちでやりきった結果が以上の受賞歴です。
日本人女性として尊敬します。
お店の営業日や場所は
柴田千代さんが経営する「チーズ工房千」はどこにお店があるのか?その場所は千葉県の山奥にあるそうです。
販売するチーズの名前は「竹炭」というブランド名でゴーダでもカマンベールでもなく、ブルーチーズでもない日本独自のホロホロと溶けるような淡雪のようなチーズが魅力だと言われています。
その営業日はなんと1ヶ月に1回しかオープンしないというかなり珍しい営業日数です。
第1日曜日にしかチーズを販売せず限定500個はすぐに完売してしまうそうです。
この竹炭は質が高いチーズということもあり、価格も普通のチーズの10倍はするそうです。
通販サイトでも販売をされていて、月末の日曜日に公式サイトでの販売がされています。
しかし、即日完売するほどの人気ぶりですから、今回のテレビ放送後にも大きな反響がありそうですね。
値段はチーズの詰め合わせで5000円から7000ほどの商品がメインのようです。
柴田千代さんの年収はいくら
柴田千代さんのチーズ工房千は大盛況で月に1回の営業日にも関わらず、その売上は猛烈な勢いだと言われています。
気になるのは柴田さんの年収や給料の部分です。
月に一回の営業日ということで、そのチーズの販売単価は普通のチーズの10倍ほどの値段で売られています。
1個平均5000円から50000円くらいの商品があるそうですので単純計算はできませんが500個を売り上げている結果を見ると、月の売上は1000万円ほどはあるかもしれませんね。
そこから経費を差し引いたりすると実質100万円ほどの収入なりそうです。
年収として1000万ほど稼がれている可能性が高いです。
ただ、研究に没頭する柴田さんのライフスタイルですから、ほとんど手元にお金が残らないと予測できます。
まとめ
この記事では、チーズ工房千を運営する柴田千代さんという女性のチーズ職人の経歴をまとめていきました。
2019年8月4日に放送された情熱大陸での反響もあり、公式のチーズサイトはパンクしそうな勢いですよね。
日本人女性としてチーズの受賞歴をいくつも持つ、本場以上のチーズ「竹炭」が世界的にも評価されて、もっと日本のチーズが広まってくれるといいですね。